Kolb Learning Styles Inventory

May 12, 2005

今行っているLead TAのWorkshopではKolb Learning Styles Inventoryというテストについての理解が求められます。

人にはそれぞれ好みの学習スタイルというのがあります。たとえば、別の人がやるのを注意深く観察して何かを学んでいく人、失敗を恐れずにともかく自分でトライしながら学ぶ人、本などを読んで情報を集めながら学んでいく人などなど様々です。

そして、このテストはそういったそれぞれの人がもつ学習スタイルを見極めるためのもので、テスト後に自分がどんな学習を好んでいるのかというのが明らかになります。この理論によると、人には大きく分けて4つの学習スタイルがあり、最終的に自分の学習にはどんな傾向が強くでているかがわかる仕組みになっています。そして、その4つのタイプとは…

1. Product型
このタイプの学習者は、何か形になるものを作るということが学習の動機。授業全体を通じて何か目に見えるものを作り上げながら学んでいく。作り上げる作業を支援してくれる先生を好む。

2.Question型
このタイプの学習者は、ある問題を解決することに全力をつくし、問題解決や、問いを続けることを通じて学んでいく。様々な問いを投げかけてくれる先生を好む。

3.Equilibrium型
このタイプの学習者は、データや統計、事実などを集めながら法則やルールを見つけ出すことで学んでいく。数字やチャート、データなどを比較を好み、その道のマスターを目指し、多くの知識や情報を提供してくれる先生を好む。

4.Heart型
学習していることとが、自分の人生にどういう影響を与えるか、どういう意味があるのか、好奇心や情熱が学習動機。先生とのパーソナルな交流を好み、学習のゴールや目的を示してくれるような先生を好む。

4つのうちのどれか一つにビシっとはまる人もいれば、複数がミックスされた人もいて様々な結果になります。ちなみに僕は1番のProduct型が傾向として一番強く出ました。そうなんです、今までを振り返ってみても、僕は何かを作らしてくれる先生が大好きでした。

先生というのは、自分の今まで学習してベストだと思ったやり方を生徒にも要求しがちだったりします。例えば授業を通じて、何か形になるものを作るのが好きだった僕は、TAになってもそういった宿題や課題を生徒に与えがちだったりします。また他の人で、さまざまなデータや情報を与えてくれた先生が好きだった人は、先生になっても同じような方法で生徒に教えることが多いかもしれません。そのため、先生として、自分がどんな学習スタイルを持っているかを理解している事は非常に重要なことだというわけなんです。だってそれをそのまま生徒に押し付けがちだから…。

先生の好きな学習方法と、生徒が好きな学習方法がピッタリ合えば、最高の学習環境が生まれます。でも逆に、それがまったく合わなかった場合、非常にストレスのある環境になってしまいます。先生が一番だ!と思っている学習方法があって、それを教えていても、クラスの中にはそのやり方が嫌いな生徒もいるわけで、先生はそんな生徒も満足させられるように授業プランを考える必要があるんじゃないかというわけなんです。

Lead TAのWorkshopではこの先生と生徒の学習スタイルの不一致に焦点が当てられています。先生の好みのやり方と、生徒の好みのやり方の不一致が授業を円滑に進める上での最も大きな障害の一つなのではないかというわけです。

というわけで、このLead TAのWorkshopを通じて僕がやっていることは、その理論に基づいて先生(TA)の学習スタイルと生徒達の学習スタイルの違いを明らかにし、問題点を探り出し、改善策を導き出すというテクニックを学ぶことのようなんですね。…って乱暴なまとめかたですが、多分そういうことだと思います…。

個人的にはこれ、かなり面白いことだと思ってます。実はこのWorkshopにはかの有名なハーバード大学からも調査の方々が派遣されてきていて、一緒にレクチャーを受けていたりもするし、多分とても有意義なものなのでしょう。でも、いかんせん朝早くWorkshopが始まるので、それだけがつらいです。

…とまあ、自分のやっていることを整理する意味で、ダラダラと駄文を書いてみました。
それでは寝ようと思います。おやすみなさい。



| 12:13 AM | コロラド大学院生活 | Comments (4) | TrackBack (0) | Edit Entry |
Comments

なつかしいなぁ。そういえば、勉強しました、こういうの。TAになる前。今となっては、遠い記憶の彼方…。
Mッチーはどれだったかなぁ。説明文を読むと、どれも当てはまるような気がするのだけれど。そうだ、ニューカテゴリーを作ろう。全知全能型ということで。

Mッチーでした。

Posted by: Mッチー at May 12, 2005 01:00 AM

初めましてm(_ _)mいま、DENVERにあるELSに通ってるyukariです。
来月からISU(Idaho State University)内にあるELSに通うことになったんですが、、周りからあまりにも田舎だからやめたほうがいいとかなり言われてビビッてます(^^;)
なにか、情報を教えていただけたら嬉しいのですが☆☆

Posted by: yukari at May 12, 2005 08:49 PM

>Mッチ
そうか〜、やっぱやるんだね他の大学でもそういうトレーニング。でも、H大学はトレーニングとか凄そうだからな〜。日本語学科ではTAのための特別なトレーニングとかはあるの?

っていうか、全知全能型ってね、わりと本当っぽいからシャレになってないよ。これもある意味スパムコメントだね。

Posted by: shinya at May 12, 2005 11:56 PM

>Yukariさん
僕はUniversity of Idahoに行っていたのでISUについてはよく知りません。ただISUのキャンパスとポカテロには行ったことがあります。田舎といったらUniversity of IdahoのMoscowという街の方が人はいません。ポカテロは街自体が大きいし、ボイジーやソルトレイクシティーにも数時間のドライブで行けます。ただ、デンバーに比べれば、かなり田舎ですよね。どうなんだろう。いずれにしても幸運を陰ながら祈っております。ポカテロに関してはアイラブアイダホ
http://www.iloveidaho.com/cities/pocatello.html
でも記事を書いたので、読んでみてくださいね。

Posted by: shinya at May 13, 2005 12:00 AM
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