コンサートそのA

Written by : Masafumi Kokubo

アイオワの人間の描写を未だかつてこのサイトで行なったことがないと記憶している。従って、今回はアイオワ人の描写から始めたい。

まず、総評から言うが個人的な見解では、知り合い止まりの人たち、という表現がもっとも好ましいか?率直に言うと、筆者とは違う世界に生きる人達だと思う。当然、クラスメイトの中には一生付き合っていきたい連中もいる。しかし総体論で言うと、最初に言った様にちょっとカラーが違うかなと。ただ間違えないでほしい。これは本当に筆者の個人的な見解で、他の日本人が見たらアイオワは天国になりうる(実際にここにも多くのに日本人がいて、彼らの中で筆者に共鳴するものはまず一人もいないだろう)。それに、筆者は彼らと自分は違うタイプの人間だといっているだけで、彼らを嫌っている訳ではなく、また中傷しているつもりも更々ない。

さて前置きが長くなったが、筆者に彼らの事をこうも書かせたのも、彼らは筆者の得意な分野で筆者の好きな事を冒涜する前例を作ってしまったからである。

前日書いたように、Def Leppardのコンサートは、非常に色々考えさせられたものであった。そして、Def Leppardのパフォーマンスもすばらしかった。しかし、筆者の総評では、ワースト3にランクインするコンサートであった。理由は簡単。観客がすべてを台無しにしてしまったからである。彼らの罪状をここで列挙しよう。


まず、第一に言えることがロックコンサートに来ているという気合が感じられない。筆者から見れば、ロックコンサート、特に自分の好きなバンドのコンサートともなれば気合が入る。しかし、皆その辺のバーに飲みに来ているかのようだった。第二に、コンサートが始まっても座っている奴が多すぎる。ロックのコンサートであんなに座っている観客を見たのは初めてだ。更に第三として、のりが悪すぎ。ジョー・エリオット(ヴォーカル)が、”Stand Up”と言っても、手を叩くように指示しても、従うのは20%にも満たない。Def Leppardが登場した際も、彼らはそんなに拍手も送らず、Def Leppardが”Des Moines, Iowa”と言った時と”War Against Iraq”と叫んだ時のみ盛り上がる。そんな彼らが何をしているかといえば、第四として、ビールを飲んで内輪で盛り上がっている。もっとも、アリーナの両脇にスナック・カウンターを配し、コンサートが終わる直前までそこに大行列が出来たくらいだから、あきれてものも言えない。酒が回った奴らがしでかすことといえば、第六としてカントリーなダンス。以前アイダホにいた時、一度ロデオを見に行った。その時、カントリーバンドの演奏にあわせてアイダホのカウボーイ達が踊っていたステップと全く同じステップだった。筆者がいた席は、アリーナの前から22列目。ステージから遠く離れた席ならまだしも、こんな貴重な席でも周りではこのようなことが展開されていた。こういうような輩がほとんどを占めていれば、こっちが情けなくなる。と同時に、Def Leppardに対して、アイオワを代表して謝罪したい気分に駆られた。

確かに、彼らの気持ちも分かる。彼らには彼らなりの楽しみ方がある。それが筆者には合わないだけだ。しかし考えてもらいたい。君が一番好きな事をやっている最中に邪魔をされること。これが、どれだけ気分を害するか。彼らは他人に迷惑をかけていた。例えば、マニアにとって一番の盛り上がりの時に、190cm150`くらいの酔っ払いが、次のビアーをゲットしに「そこを通してくれ」と言ってくる。近くでは、酔っ払った女性がゲロを吐き散らす。このような環境ではたして楽しめるか?筆者以外にも、周りには本当にDef Leppardが好きな人もいたようだ。皆怒っていた。

このDes Moinesという町は、たまたま地理上の便が良いことも手伝って、数多くのミュージシャンが来る。それは筆者にとっては堪らなく嬉しいことだ。しかし、筆者はここのルールを寛容できない。この教訓をもとに、次からはここで執り行われるコンサートには一切行かないことにする。幸いなことに、シカゴまで5時間、ミネアポリス、カンサスシティまで3時間の場所にいる。次からは、それらの大都市へ遠征する予定だ。

<最新情報>
以前物議をかもし出したBostonのコンサートについて。結局悩みぬいた挙句、行くことにした。時は来る7月19日。場所はカンサスシティ。その時期、筆者は月曜から木曜まで1日4時間の授業がある(大学院でこのスケジュールは自殺行為みたいなもの)。しかし、大局を見たとき、何が何でも行かないと後悔するという結論に達した。これについてはまた追って連絡する。


Last Update : 2003/06/10

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