アメリカのテレビ番組

Written by : Shinya Suzuki

最近、アメリカのテレビ番組が面白いな〜と思うようになってきた。少し前までは全く興味がなかったにもかかわらず…、だ。

理由は簡単。まず第一に英語がわかるようになったこと。このおかげでトークショーなんかのホストとゲストの会話が通訳無しで理解できるようになってきた。通訳が入ってしまうと、どうしてもそのゲストが使う微妙な言い回しやテイストが無視されてしまいがち。ところがこの微妙な部分にそのゲストの魅力、性格、バックグラウンドなどが隠されていたりする。英語の上達によってその微妙な所がわかるようになってきて、出演者の人柄により近付くことができるようになった。

そして、第二にアメリカの生活に慣れてきたこと。トークショーとかで司会の人が繰り出すジョークなんかには、アメリカの時事問題やら政治がからんだものが多い。こういうジョークって、たとえ英語がわかったとしても、その話題について知らないもんだから笑えなかったんだよね。でも、アメリカ生活が長くなり、社会問題やニュースなどに敏感になるにつれ、その笑いについていけるようになってきた。

約四年前、僕がアメリカに来た当時は、ものすごく多いチャンネル数に圧倒され、どの番組が人気なのか全くわからず、テレビをほとんどオンにしなかった。そして自分の英語力不足を棚に上げて、「やっぱり日本のテレビの方が面白い!」と半ば開き直っていた。

ところが、これは僕にとってとても寂しい事だった。何かこう、アメリカの生活や文化から仲間はずれにされている感じがした。

「テレビを見れば、その国が分かる」とか「テレビは、その国の顔」なんて言葉を聞いた事がある。僕もその通りだと思う。テレビっていうのは、その国に生きる人々に大きな影響を与える非常に重要なメディアじゃないだろうか。だけどこれは逆に言えば、その国のテレビ番組を理解できなければ、その国の人達がどんなことに興味を持っているか、どんなことを楽しいと思うのかがイマイチわからないってことになるんじゃないかな。

事実、僕はアメリカのテレビ番組の内容が理解できるようになるにつれ、アメリカってものが今まで以上に身近に感じられるようになってきた。なんといってもアメリカ人が今、何に一番関心を持っているのかが見当がつく。そしてこれは、アメリカの友達と話をしたりする時の自信にも繋がる。

そんなことから、最近はジワリジワリとアメリカの生活や社会に入っていけるような実感を持てるようになってきた。

これは嬉しい変化だ。

ちなみに最近僕がほぼ毎日観ているのがNBCの「The tonight Show with Jay Leno」。夜11時30分頃から始まるので、勉強が忙しくても家に帰った頃に観る事ができる。タイトルの通りJay Lenoっていう司会者(顔がデカイ…)が番組を進めていく。そして、毎日大物ゲストが招待されて、Jayとの楽しいトークが繰り広げられる。

今週はトム・クルーズやニコール・キッドマン、アリーシャ・キーズなんかがゲスト出演してた。こんな世界的なスターのトークを毎日観ることができるのもアメリカのテレビ番組ならではだな〜と思うし、このチャンスを逃す手はないよね。

僕の英語は本当にまだまだだけど、これからも少しずつ努力していって、もっとテレビの内容が理解できるようになればと思っている。そうすることで、アメリカの文化に、そしてアメリカの人達の考え方などに今よりも深く触れることができる気がする。

でも、調子に乗ってテレビを観過ぎて勉強をおろそかにしないようにしないとね…。


Last Update : 2004/01/01

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