「自己アピール」の技術

Written by : Shinya Suzuki

突然ですが、みなさんは大学に出願したり、仕事に応募したりする時に書く、自己アピールのための文章って得意ですか?

僕はね〜、大の苦手でしゅ…(苦笑)。

でも、これって僕だけではないはず。多くの日本人にとって、この自分を売り込むっていうのはなかなか難しいことじゃないかな。僕の場合は、苦手という以上に、嫌悪感すら抱いてたもんね。「紙切れ数枚で自分のことなんかアピールできない!そんなので僕の何がわかるっていうんだ!」な〜んて考えをず〜っと心のどこかで思っていた。←自意識過剰だな〜(苦笑)

だけど、最近大学への出願とか、仕事の応募とかで自己アピールのための文章を書く機会が多くって、もう自己アピール文を書くのが嫌だとか言ってられない状況になってきた。

今日もアイダホ大学のとある知り合いから「シンヤがやりたそうな仕事があるけど、アプライしてみたら?」というメールをいただいた。わりと面白そうな仕事なんだけど、アプライするためにはやっぱり簡単なエッセーを提出しなければならないみたい…。

もちろんこの仕事にもたくさんの応募者がいる…相手は当たり前だけど英語がペラペラなアメリカ人達…。

ということは、僕もアプリケーションを提出して、他の応募者以上に自分が「良い仕事しまっせ〜!」ってことをアピールしなければならないわけだよね。

全ては「自己アピールの文章を書く技術の差」で決まってしまう。たとえ自分の方が他の人よりも本当に実力があったとしても…。←まあ、僕の場合は実力もないんだけどね、アハハ(笑)

ともかく、こういう時に重要なのが、相手に僕のことが必要だと説得できる文章を書く技術だよね。いや、重要というかそれが全てな気がする。もしその技術が高ければ実力の無い!?僕でも仕事を取ることができるかもしれない!?

よく「アメリカは実力社会」なんて言うけど僕は最近怪しいな〜なんて思ってる。実を言うと「自己アピールが上手い人勝ち」なんじゃないかって。友達のアメリカ人学生とかにも、自分のレジュメに、できることできないことを、超オーバーに書いて、大手企業に採用された人とか結構いるからね〜(もちろんやり過ぎは不採用になるだろうけど…)。まあこれが良いかどうかは別としてね。

そんな事情もあって、アメリカの人達はそれぞれの目的にあわせて「機能する文章」を書く技術を意識的に身につけている感じがする。アメリカの大学では、仕事を取るための文章や、プレゼンなどで相手を説得するための文章など、「目的を達成するための文章」をトレーニングする授業が充実してる。本屋に行けば自己アピールのトレーニング本や、レジュメの書き方の本がズラリとならんでる。

日本の学校ではどうだろう?僕の場合は、そういう何かの具体的な目的を達成するために「機能する文章」というのを学校であまり習わなかった気がするな〜。

でもそんなのを言い訳にしてられない…。

最初にも言ったけど、アメリカで本気でやって行くには、自己アピールのための文章を書けるようにならないとやっぱりイカンなと思うのです…。ただ、自己アピール文といっても、「自分勝手に自分をアピールする文章」じゃなくて、「相手のニーズに合わせて、自分の必要性を相手に感じさせる文章」って感じかな。

僕の知っている日本人留学生でも、アメリカで長くサバイバルしている人たちは、みんなこの自己アピールのための文章を書く技術が非常に高い気がする。もちろん彼らはいろんな実力も備わってるんだけどね。ただ、その実力を存分に発揮するために、自分をアピールする技術ってのもきちっと身につけている感じ。

そんなわけで、一人前!?の留学生になるために、このアイダホ大学での仕事のアプライは良いトレーニングになりそうだな〜なんて思えるようになってきたぞ。

そんな風に前向きに考えると、ある種「相手を説得するゲーム」みたいな感じで、なんか楽しくなってきたな…(笑)。まあ仕事がとれる可能性は低いけど、試しにトライしてみよう。


Last Update : 2003/05/05

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