日米大学比較(コンピュータースキル編)

Written by : Shotaro Watanabe

 アメリカでの学生生活において、コンピュータースキルに欠ける事はクラスを円滑に 進める上で大きな障害となる。インストラクター、アドバイザー、アドミッションオ フィスなどとの連絡も、メールで行われる場合がほとんど。僕の大学ではクラスの履 修登録も、特別な場合を除いては全てがオンライン。

 今から留学を考えていて、日本でコンピューターにあまり触れる機会が無かった人 は、ある程度の準備をしておいた方が良いだろう。最低限、メールの送受信(携帯 メールではない)とインターネットのブラウジングの知識は必要。クラスで出される 課題ではインターネットからのリサーチが大変便利なのだ。その次にワープロソフ ト。僕が日本で大学に通っていた頃と状況は大分違うと思うが、その頃、先生に提出 する宿題は手書きで全く問題無かった。アメリカでペーパーはタイプが当たり前。手 書きだと先生はまず受け付けてくれない。これはアメリカでどこの大学にも当てはま る事。従って全ての学生に取って、Microsoft WordやCorel WordPerfectなどの知識 は必要。ちなみにタイピングが遅い人用に、タッチタイプを習う為のクラスも設置さ れている。

 自分が選んだ専攻にもよるが、他のソフトの知識も要求される。僕が勉強したビジネ ス系では、先に書いたワープロに加え、表計算ソフトが使えて当たり前。1・2年生の 段階で取らなければならない初期のクラスで、Microsoft Excelなどの使い方を簡単 に習う。3・4年生になって、自分が専攻したクラスが増えてくると、その表計算ソフ トを使ってプロジェクトが課される。その段階である程度使い方をマスターしていな いと、そもそもクラスについて行けない。アート系を専攻した学生は、Adobe PhotoshopやIllustratorなどのグラフィック系ソフトを使いこなせないと落第確実。 アーキテクチャーを選んだ場合は、CADなどを使って設計をモニター上にシュミレー ションしながら授業を進めていく。また進んだメジャーに関わらず、全てのクラスで プレゼンテーションが避けては通れないので、Microsoft PowerPointなどが使えたら 望ましい。

 知ったような事を書いた僕だが、実を言うと日本にいる頃はメールくらいしか使った 事がなかった。しかしアメリカでしばらく学生生活を送る間に、何時の間にかある程 度のソフトは使えるようになっていた。要は必要に駆られたら使わざるを得ず、その 結果自然とスキルが身についていくのだ。

 これから先、益々コンピューターの知識が必要になるのに変わりはない。犬は人間の 7倍のスピードで年を取る事から、一定期間で流動が激しい事を指すのに"Dog Year" という言葉が使われる。コンピューターの世界はこの良い例え。自分が持っているス キルはすぐに古くなる。僕の身に付けた知識もいつまで通用するのか。


Last Update : 2002/10/01

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