ボストンキャリアフォーラム

Written by : Masafumi Kokubo

このトピックについては賛否両論があるため、公表を差し控えようと思っていた。しかし、実際に自分が参加し、実際にこの目で確かめて、やはり、公に出そうと決意した。

と言う訳で、ボストンで毎年開かれる留学生対象のキャリアフォーラムに出席してきた。結論から先に言うが、出願した会社が18社。その内9社を受験し、4社から良い返事をもらった。
これだけを見ると、大概の人は、「マサさんはMBAだから」とか「社会人を経験しているから」という声が返ってきそうだ。
申し訳ないが、世間はそんなに甘くはない。

まずMBAの多い事多い事。人事担当者まで、俺に「本当にMBAが多すぎるよ」と愚痴っていた。私が言う資格はないかもしれないが、景気が良けりゃMBAに行かなっかたろう人もMBAを目指す。目的意識が甘いから、「何でMBAを取りに来たの?」と人事に聞かれれば、頓珍漢な答えを返す。これではMBAの市場価値も暴落である。

次に、社会人経験であるが、確かに他の会社の人と話す事やビジネスマナーなどでは分がある。しかし、社会人経験があるという事は中途採用という事になり、これはとてつもなく大きなデメリットだ。2,3年前までは中途は間違いなく大手企業には入れないと言う事実があった。今では少しは状況は変わってきたとはいえ、中途が不利な事には変わりない。

という訳なのだが、私も実際ボストンで多くの学生に相談された。こっちだって就職活動しているのに、やはり皆切羽詰っての事だろう。私は快く引き受けたのだが、相談してくる奴はまだましである。

相談してこない奴。これが最悪。

これは別に就職活動に限った事だけではなく、このサイトでも私はオープンに色々意見を聞いていこうとしている。

年寄り臭いかもしれないが、なぜ、知識ある者からその知識を吸収しようと思わないのか?

名前は出さないが、とあるこのサイトの愛読者がいる。彼は本当に知恵のかけらもない奴なのだが、夏に東京に行って内定を取ってきた。

彼は、わざわざ私のところまで電話してきて、レジュメの校正を依頼してきた。私がプロジェクトで忙しいといっても、彼は食らいついてきた。そんな彼の態度が気に入り、私は彼の面倒を見た。

私は、そんな彼の態度を見て、「コイツはろくでもないが、きっとハーバードに行ってても根性無いような奴には負けないだろう」と心から思った。そしてその通りになった。

また、違ったケースでは、とある知人が昨年ボストンにチャレンジした。彼はそれに先立って私に相談してきた。結果は駄目だったが、その後東京で見事内定をゲット。現在は意気揚々と働いていると思われる。

別に、私に相談しろ!と勧めている訳ではないが、少しでも事情に精通している人に聞く積極性、そして本当に内定を取りたいと言う真剣さが重要なのではないかなと思う。

もし読者の中でボストンへ行き、悔しい思いをしたのなら、自分に積極性や真剣さがあったのか自問してみると良いと思う。会社が求めているのは、ハーバードやGPA4.0の奴ではなく、一生懸命やってきた奴だと俺は個人的に思う。

続きはまた次回以降。


Last Update : 2003/10/30

>>コラム一覧に戻る


Copyright (C) 2004 Shinya Suzuki. All rights reserved.
質問はお気軽にどうぞ:shinya@iloveidaho.com