ボストン・キャリア・フォーラムC

Written by : Masafumi Kokubo

ボストンキャリアフォーラムから多少話が飛躍するかもしれないけど、どうも留学生の中には「自分がやっている事が一番」と思い込んじゃっている人が多いように感じる。

こう思う気持もよく分かる。

確かに、アメリカの勉強は実に実践的で、いかにもその世界の中心に自分がいるような錯覚をしてしまいがちだ。また、今まで真剣に勉強をしていなかった人にとっては、ここまで勉強すると(させられると)自分がとても偉くなった気がする。また、アメリカの大学も、大学だけで独立し(つまり外界から隔離されている)、外の事に触れる機会が少ない。

だから、自分がやっている事がすごいと思う。違いますか?

でも、よく考えて見てほしい。君がいくら頑張っているかは知らないが(頑張っている事を否定しているんではないんだよ)、人間が頑張ったくらいで到達できるゴールなんて、他の人にとっても出来る事なんだよ。

例えば、ファイナンスを例に取ろう。ファイナンスというビジネスの一科目は、なかなか人材不足で学生から見て買い手市場である。また、アメリカの多くの大企業のCEOはファイナンス畑を歩いてきた人が多い。

このファイナンスの授業では、結構色んな事を勉強する。巷で話題になっているデリバティブとかも含めてね。

実際にこの科目をやったら、かなりの自身になると思うよ。

でも、実務は違うんだよ。簡単言うと、不確定要素が多く、学校で習った事を適用する機会が少ない。従って一生懸命勉強してきても、それが発揮できない。

会社もそういう学生を五萬と見てきているから、「こういう事をやってきました」といっても懐疑的に見る。という構図かな。

筆者もあと6ヶ月もすればMBAを卒業する。また、サラリーマンに戻る日がやってくる。だから偉そうな事を言うけど、とにかく、問題意識を常に持って、学校で習う事を少し斜めから見ることだね。こうするには、こんな手がある。
学校で習ったセオリーを、何でも良いから自分の経験や知識内であてはめられる事象にあてはめて見る。先程のファイナンスの例では、僕は今10万円持っていて、学校のセオリーでは学校のローンを組んで授業料に充当し、この10万円でビールをたらふく飲んだ方が良いとなっている。果たしてそうか?

こんな風に考えると、いかにセオリーがもろいか見えてくると思うんだよな。

それともう一つ。常に外界を意識する事。俺達は映画マトリックスの中に生きているんじゃないんだから。。。

つまり、いつまでも学校にはいれない。社会で生きていかなければいけない。学校でセオリー習って、それで問題を解くというのは、マトリックスの状態だよ。でも現実は。。。

そうならない様にも、色々外界に目を向けましょう。


Last Update : 2003/11/16

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