暇人病院

Written by : Shinya Suzuki

先週末はバイトも休みで時間がたくさんできたんだけど、ちょっとやることがなくってちょっと持て余してしまいました。

正確にはできることが少なかったって感じなんだけどね。だってシアトルには友達もいないし、ホテルには電気がきてないし、お金も無駄使いしたくないし、、やれることがかなり限られてて、「週末をどうすごすものか、、、」とポカーンと考えてしまったよ。

でもこんなこと考えるのも大学を卒業したからなんだよね。

大学通ってた時は「次に何をしようか、、」なんて考えてる暇がなかった。プロフェッサーから出された課題やプロジェクトの提出、授業の予習復習なんかが必ずあって、「やることねーなー」なんてお気楽なことは考えられなかった。

なんてこった、大学卒業してしまうと、こんなにたくさんの自分の思うようにつかえる自由な(暇な!?)な時間ができてしまうのか、、、、。

スクール(School)って言葉はスコラっていう言葉(多分ラテン語だったとおもうけど、、、)が語源だって聞いたことがある。スコラっていうのは暇っていう意味らしい。つまり昔の貴族とかの階級で暇を持て余していた人が、なんにもやることがなくてスクールに行ったってことだって何かの本に書いてあったなー。

うーむ、ナルホド、、、。確かに大学は暇人にとって天国だ。変な場所だよ。まあ中には研究や勉強がどうしても大学じゃなきゃできないっていう人はいるけど、実はそういうのは大学院レベルの話し。大学レベルではそういう人達は実は少数派で、大半の人は大学の他にやることなくって、暇だから学校に通ってるんだと思う。

そんなことを考えてるうちに、アメリカの大学は何をやればいいかよくわからないという病気を持った暇人がリハビリする場所なのかもしれないななんて思ってきた。

アメリカの大学ってところは「道を見失ってる病」を持っている患者(僕)がお医者さん(教授)に治療(宿題)を施されてる場所とも言えるんじゃないかな。そしてその治療とリハビリをくり返すことで、患者がお医者さん(教授)に頼ることなく、自分で課題を持って生きていけるようになるための施設なのではないかと。かなり治療費が高いけどね、、、。

さあその高級リハビリ施設を卒業してはたして僕は更正したのでしょうか?

まあ仕事を探してシアトルまで自分でやってきたっていんだからかなり自分で生きていけるようになってるんじゃないかな。←いままでどんな甘えん坊だったんだ、、、

というわけで、アイダホ病院での療養生活は僕にとっては確実に良い効果をもたらしてるようです。

あ、そうそう、で先週末は結局どういう風に過ごしたかといいますと、読書と散歩してました。一番お金がかからずに、優雅(?)な時間が過ごせるのはやっぱその二つかななんて思ったりして。楽しかったですよ、わりとね。


Last Update : 2002/08/20

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